こんにちは。
スモールジム浅草橋本店です。
昨日の日経新聞一面にノーベル生理学・医学賞の受賞者に
大阪大学の坂口教授が選ばれたことが取り上げられていました!
日本人の受賞者ということだけではなく、
坂口教授の発見がまさに世紀の大発見とも言えるものです。
今回発表されたのは「抑制T細胞」の発見です。
免疫力というのはウイルスやその他の有害物やストレスなどから
体を守り、いわゆる「通常通りの体調」をキープする力のことです。
そのためにはいかに腸内環境を整えるかが重要で
腸内細菌が好きな発酵食品や繊維が豊富なものを食べることなどを
腸活という言葉で表現するようにもなりました。
免疫力が正常に働いてくれればよいのですが、
その免疫力が過剰になってしまうとか、本来は全く毒性が無いものにいたいしても反応してしまうといった免疫力の暴走による症状に悩まされることもしばしば起こります。
例えば多くの人が悩む花粉症がそうですし、
関節に炎症が起こってしまうリウマチなども免疫力の暴走によるものです。
坂口教授が発見したのは
そういった「免疫力の暴走を抑え込む作用がある細胞」です。
免疫力が何らかの理由で過剰に働いてしまっても
この細胞がその暴走をコントロールしていることが明らかになったというものすごい発見です!
自己免疫疾患の症状が出ている人というのは
この抑制細胞が機能していない・機能していても動きが鈍い
というパワーバランスで、抑制力がビハインドしてしまっていることがわかりますし
症状を抑え込み続ける対処療法で凌ぎ続けるしかなかった悩みも
この細胞の活用によって新しい治療法が確立される道が見えてきたわけです。
この研究がどんどん進んでくれることを期待します!!!