こんにちは。
スモールジム浅草橋本店です。
あまり大きな話題になっていませんが
「高血圧」という症状の定義が、なんとついこの前の7月25日に更新されています。
これまでの定義では、収縮期血圧(上)が140以上・拡張期血圧(下)が90以上のものを高血圧としていたのですが、この度の新定義では
「上は130以上・下は80以上」とされたとのことです。
血圧というのは一日の中で上下するものですし、
普段は全く高血圧ではない人でも診察室で医師に検査をしてもらうと
緊張してしまって、その時だけ血圧が高くなると言ったこともあるので
計測するタイミングによっては誰もが高めに計測されてしまう場合もありますね。
血圧の定義を決めているのは日本高血圧学会という医師や研究者のグループで、
現代の日本人の脳梗塞発症率や傾向などを鑑みて、この度の定義改定となったようです。
血圧が高いことが直接的な危険につながるのは脳と脳の血管です。
強い力で心臓から血液が送り出されると、
その衝撃が柔らかい組織である脳、またその周囲の細い血管に伝わり
場合によっては血管が破裂したり、血管が詰まってしまうといったことになります。
こういったいわゆる脳卒中など脳の病気への措置の基本は「血圧を下げること」です。
上の血圧を120以下に抑えて、脳と脳血管への血液による衝撃を小さくするようにコントロールするのが、その処置になるそうです。
血圧は就寝中には低くなり、それが自然と上がってくることで
目が覚めて起床し、活動するようになるわけですが
元々血圧が高めの人がこの起床時の自然な血圧上昇の影響で
脳梗塞を発症してしまうことで、統計的にも朝から午前の時間帯での発症が多いそうです。
新しい定義の「高血圧の数値」は個人的には結構厳しい数値で
食事メニューをかなり意識するか、有酸素運動を意識的に高頻度でやるようにしないと満たせないものであるようにも思いますが、それだけ国民全体的に健康への意識を高めて欲しいという狙いがあるようにも感じます。