こんにちは。
スモールジム浅草橋本店です。
我々の業界としてはマイナスなニュースを目にしました。
ここ数年でパーソナルトレーニングジムや24時間ジム、あるいは小型施設などが激増した背景もありますが、そういったジムでトレーニングを受けた方のケガや事故が増えているというのです。
ニュースアプリやSNSで既にご存知の方も多いかと思います。
単純に数字問題で、
ジムの数が増えればそれだけ良いことも悪いことも発生する回数は増えるわけですが
最近出店しているジムほとんどがフリーウエイトというものにこだわりすぎていることがその背景にあるのではないかと考えています。
(バーベルやダンベルなど)
トレーニング器具として、あるいはどんなトレーニングをするのが
効果的で早く結果が出やすいかを考えればフリーウエイトを使ったトレーニングが有効になるのですが、それを使いこなせるのはすでにある程度筋トレに慣れた人や
十分に体力がある人、そうでなくてもある程度の基礎体力があって
膝も腰も特に問題が無く、「体を鍛えることができるコンディションになっている人」に限られます。
我々が運営しているスモールジムという施設では
筋トレマシンは2台(それも昔からある基本的なもの)、ダンベルはわずか2㎏までのものしかありません。トレーナーの中には「それでジムと名乗るのかよ?」なーんて言ってきそうなやつもいるでしょう。
逆にそのように言う人ほど「トレーナーとしての経験があるの?」と言ってやりたくなります。
運動の必要性を感じている人というのは
多くが運動不足であり、体がものすごく硬いとか階段を上っただけで息切れしてしまったりというように低体力な人なのです。
運動施設、特に個人指導系のジムを選ぶ方というのはそういった方が多く、
コンテストに出るためにカッコいい体を作るという人は
基本的に自分である程度のトレーニングができる人です。
ジムの設備がそのようなボディメイク系に向いたものにしても
個人指導を申し込むのは運動初心者であり、体力に自信が無い方が多い
というこのミスマッチがケガや事故を多発させているのです。
ジムと言いながらも何もないただの部屋ではいけませんし
ある程度の設備は必要ですが、重いダンベルやバーベルなど使わずとも
多くの人が求める効果的な運動は十分に提供が可能です。