こんにちは。
スモールジム浅草橋本店です。
知る人ぞ知る「パロディーガール」というユーチューバーの動画で
佐山聡が過去に開催したプロ格闘家養成合宿の様子を完コピしたものが面白く、何度も見てしまうのですが、その中に非常にいい言葉があります。
「自分でやる気になること、これも技術のうち」
です。
本当にこれが難しいんですね。
あらゆる「技術」と呼ばれるものの中で一番難しい技術かも知れません。
逆に言えば、自分でやる気になることが自然とできる物やコト
というのがその人の持っている才能にあたるものであり、
自分でやる気になる=やる気コントロールができる人というのがスポーツなどの特定のジャンルでプロと呼べるような存在になっていくのかも知れません。
全ての人が、自分でやる気になることが自然とできるなら
わざわざ学校まで行って勉強する必要はないわけで、
そうなると学校というものが必要なくなるかも知れません。
学校というのは社会性や社交性を実体験で学んで行く場でもあるので、不要ということはあり得ないですが、それ以外での学習の場、つまり学習塾という存在は必要なくなります。
みんなが自分の意思で勉強ができるようになり、自分で教科書を読みこんで参考書も呼んで問題を解くというサイクルをやるようになれば塾なんか行かなくても受験できるでしょう。
学校という場を友達や周囲の人と接するだけの空間にして
5教科の勉強は自宅や学校外で自力で行い、
先生にはわからないことをメールかオンラインで質問する
というやり方で、既定の基準を超える成績を出すというのは理論上は可能です。
ですが、実質的には不可能でしょう。
それだけ自分でやる気になること、というのは難しいのです。
人間は基本的に、自分が置かれている状況に適応しようとする生き物なので、具体的に目の前の状況が変らないとなかなか行動に移せないようになっているのです。
ですから強制的にでも学校に行く(行かせる)ということでもしないと、勉強なんてやらないんですね。
ジムやスポーツクラブというもの全く同じ仕組みです。
そもそも、そのような施設に行かなくたって運動はできます。
時間を見つけてランニングでもして「自宅でできる簡単筋トレ」のような動画でも見ながらトレーニングすれば、わざわざジムに行く必要はありません。
しかし、それができる人と続けられる人というのは本当に少数になります。
多くの人はジムにでも入会しない限り運動なんてやらないのです。
さらに言えば
「ジムに入会する」という行動をすれば「運動しよう」というマインドにはなりますが、「営業時間内であればいつ来ても大丈夫」という方式だと
「自分でやる気になる必要性」
=「自分でジムまで行こうという気持ちにならないといけない」という
冒頭に書いた「一番難しい技術」が要求されることになります。
そもそもジムなんて無くてもみんな運動はできるのですが、なかなかできないのです。
スモールジムでは「できるだけ自然とやる気になるシステム」として
ジムに来る日を決めて半強制にする、いわば学校と同じ形式にしています。
そうでもしないと、みんな運動なんてやらないので・・・。