多少痛みがあっても動いた方がいいでしょ?

こんにちは。

スモールジム浅草橋本店です。

 

今日の記事タイトルは

実際に会員の方がトレーニングにお越しくださった際に言ってくださった質問なのですが、我々としてはもう100点満点の完璧な考え方で、よくぞその考えに至ってくださいましたと感動で仕方がありません。

 

腰やひざなどに痛みがある場合、少しでも動いたら痛みが出てとてもじゃないけど運動できないとか、どうしても悪化する恐怖感が頭から離れないということならやむを得ないですが

どうしようかな?と迷っているなら動かした方が良いのです。

 

動かすと余計に痛むかも?ということなら「痛みが出ないような動き」であったり「この範囲なら安心してできる」という程度の運動を行えば何もしないよりずっと良いですし、何よりも痛みの回復にも効果的です。

 

例えば

大きなけがや病気などで手術を受けた場合でも

かつてかつて病院では比較的長い期間、ベッドで安静にしてもらう期間を作っていましたが

現在では手術後の早い段階からリハビリを実践してもらうようにと時代はすっかり変わりました。術後の傷が痛むということでも、固定した部分の関節が固まって動かなくなっていてもとにかくリハビリとして半ば強引にでも動く、あるいはできる範囲で動かせる関節は動かすというのがリハビリテーションの基本です。

 

逆に言えば、動かさないままにしておくことというのは体にとって実はかなりのマイナスなのです。

 

体を動かす、関節を動かす、筋肉を動かすというのは

それだけ全身の血流を促すことになります。

体の動きがないままだと、血液は心臓の拍動のみで全身に送られるわけですので心臓の負担が増し、さらにはどうしても体の隅々まで血が流れていかないということになります。

 

特に体の末端部分にある毛細血管や静脈の血液は筋肉のポンプ作用や

関節の動きによって血管そのものが圧迫されたり、曲げ伸ばしや伸び縮みされることで心臓に送り返されますので、それによって新しい血液が送られやすくなる、

あるいは痛みの成分が痛みを感じる部分から流されやすくなったりということが起こります。

 

痛みには、むしろ運動!

なにもきついトレーニングをしろということではなく

血の巡りをよくする程度の「動き」をやればその方が痛み改善には効果的なのです。