こんにちは。
スモールジム浅草橋本店です。
風邪、インフルエンザその他色々な感染症が流行しているようです。
我々ジムのスタッフは基本的に接するのは会員の皆様ですので
なかなかその実感がないのですが、会員の皆様のお勤め先など
多くの人が集合するような場に関わっている方はそれを感じておられるようです。
7月8月はさすがにマスクの着用そのものが
危険行為であるくらいでしたので、
街中でも着用している人をそれほど見かけなかったのですが
9月後半からまた徐々にマスクをつけている人が増えてきたようにも思えますね。
デルタ株の頃からかなり変異が進みましたが、新型コロナウイルスだってまだまだ感染者が出ていますし、そこを抜きに考えても空気が乾燥することでのその他の菌やウイルスの飛散対策としてまたマスク着用が必要になっていく季節に入っていきます。
思い返せば、「マスク着用+体温測定+手指消毒」の3セットと「3密回避」でディスタンスをとるなんてことを3年間もやり続けていたわけですからそりゃみんな疲れるよね~と思ってしまいます。
改めて思うのは日本語の難しさといいますか、
日本人特有の「察する風習の難しさ」です。
日本ではコロナ禍においてマスクの着用は「強制」ではありませんでした。
※当時は飛行機に乗る際は乗客のマスク着用は「義務=強制」であり、それを頑なに拒否し続けた人がいて問題になっていました。その他に多くの人を集めて行うイベントや興行も同じでしたね。
国や政府から発せられていたのは「マスクの着用をお願いする」というもので「しなければいけない」とか「着用しないで外出したら罰則が課せされる」というものでもありませんでした。
現在では「マスクの着用は任意」とか「個人の判断に任せる」という表現で政府は発表しています。
厚生労働省のサイトここを見てみると
「マスクの着用は個人の判断に委ねられるものではありますが、
事業者が感染対策上又は事業上の理由等により、
利用者又は従業員にマスクの着用を求めることは許容されます。」
というどう理解したらいいんだろうと思える表現になっています。
これが日本語の難しさですね。
つまり政府は
これまでも今もマスクの着用は「強制ではありません」と言ってきたわけですが、
蓋を開けてみればデルタ株が流行していた頃は「実質的な強制」だったわけです。
そして現在はその実質的な強制から解放されて
「着用しなくてもいいんじゃないかな?」という空気感が
世間一般に定着しているので、マスクをしていない人も多いということですね。
「これは強制ではなくお願いです」という言葉に従って
「強制じゃないんだから」と、その当時はマスクをしていない人もいて
そういった人を見ると違和感を感じたものですが、
だったら始めから「義務付けます!=強制です」と言ってくれればいいのにと思います。
「強制ではないよ」と言われても
それを受け止める方はその時の状況から空気を読んで
「ここはきちんとやっておこう」
または
「この状況ならやらなくても大丈夫だな」
という判断をしなくてはいけない、日本の風習って難しいですね。