夢を叶えるためなのか?それとも売れそうだからなのか?

こんにちは。

スモールジム浅草橋本店です。

 

昨日にこのブログで書いた

「糖質カット炊飯器のニュース」についてですが

国民生活センターではこの製品について(全てではないですが)、

「景品表示法上の問題になる恐れがある」という警告を発しています。

既に商品が掲載されたサイトそのもの、

または販売サイトが削除されていてこの流れは大きな波紋となるかも知れません。

 

ここで二つの視点からこの「糖質カット炊飯器」について考えてみます。

 

一つは単純な儲け主義的な発想です。

ダイエットというのは永遠に続いてくブームのようなものであり、

多くの女性にとっていつも考えていることであり、願望であるかと思います。

実際に「これを食べれば痩せます」と謳った食品が実は何の効果もなく

ただのインチキだったという話はこれまでも非常に多くありました。

 

そして最近では「痩せるためには糖質制限」という認識が

一般の人たちの間にも広く浸透したため、痩せたい方や

体脂肪を減らしたい方へ向けて「糖質オフ」「糖質ゼロ」「低糖質」など

糖が入っていないことを強調する食品やお酒などもたくさん出回るようになりました。

「糖質が無いこと」を強調すると売れるようになったわけです。

 

これまでは「お米をどうやって美味しく炊き上げるか?」を

追求してなかなか新たな切り口を見いだせないでいた炊飯器に

どんな謳い文句を書けば売れるのか?

「糖質カット」だ!

という切り口を持ってきたということが考えられます。

 

もう一つは

「消費者のニーズに何とか応えようとしてくれた」

というメーカーの企業努力という視点です。

「ダイエットしたいですか?」「痩せたいですか?」と質問すれば

多くの人が「痩せたいです」と回答するでしょう。

しかし一方で

「そうは言っても美味しいものは食べたい」と思うものだし

「ダイエットには逆効果だと分かっていてもつい食べてしまう」というのが人間です。

つまり「痩せたいけど食べたい」ということですね。

 

この万人の願望ともいえるニーズにどうすれば応えられるのか?

ということを突き詰めたのが糖質カット炊飯器だとも言えます。

「痩せたいけど食べたい」

「痩せるためには食べてはいけないけどせめてその罪悪感だけでも減らしたい」

「普通に白飯を食べるよりはわずかでも血糖値が上がりにくくしたい」

そういったいわば「人間のわがまま」をたんなるわがままとして

終わらせず、みんなが欲しいと思うもの=ニーズとして捉え、

何とかしてみようと企業努力によってそれに答えてくれたのが糖質カット炊飯器であるともいます。

 

儲け主義なのか?

それとも

企業努力のたまものなのか?

 

みなさんはどう感じますか?